奇跡のリンゴ：m's space diary：SSブログ

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奇跡のリンゴ　[本・雑誌] [編集]

農薬を使わなければ収穫ができない、といわれていたリンゴの無農薬栽培に取り組んだ木村明則さんのお話です。

たまたま手に入れた『自然農法』の本に強く影響を受け、木村さんはリンゴでもできないかと本格的に取り組みます。しかし、それは決して平坦は道ではなく、山あり谷ありどころか谷ばかりの大変な道のりでした。やってもやっても結果は失敗ばかり、リンゴは実をつけるどころか、もはや枯れかかっていました。死を決意した木村さんは山に行きますが、そこで農薬も化成肥料も無しでも、木々が元気よく成長している姿を見て、”リンゴの木は、リンゴだけで生きているわけではない。周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。”と気づき、再チャレンジをし、見事に奇跡のリンゴを実らせました。

木村さんはもの凄い方ですが、自然というシステムのバランスも、また凄いものだと感じました。人間もその一部なのにそれを破壊しようとしている。そんな事に警鐘を鳴らしている本だとも思います。